HOLUX M-241 GPS Logger

写真を見返しているときに、「この写真ってどこで撮ったっけ?」となることがあります。私が使っているコンデジには GPS が付いているので取った場所が記録されるので便利ですが、一眼レフには付いていません。最近は Canon 6D のように付いている機種も出てきましたが、そもそも GPS が付いている一眼自体が少ないですね。また、カメラの GPS 機能を使うと思いの外電池を使ってしまうのも辛いところです。コンデジの GPS ログ機能を入れたらカメラがほかほかになって、一二時間で殆ど電池がなくなってしまった記憶があります。スマートフォンで記録してもよいのですが、これもまた結構電池を使ってしまいます。そういうわけで、GPS ロガーを買ってみました。

性能

機能

ログの機能は、「時間で記録」と「距離で記録」の二種類があり、それぞれ 1 秒ごと、50 m ごとから設定できます。また、現在位置の緯度・経度や現在の速度、現在時刻も表示できます。

電池

単三乾電池一本で動きます。ニッケル・水素蓄電池でも動きますが、電池のサイズがやや大きいため電池の外装がハゲます。

微妙に電池の持ちが悪いのが玉に瑕ですね……。ニッケル水素電池だと半日程度しか持ちません。一日行動してぎりぎりもつか持たないかと言った感じで、朝から使うと夕方には切れてしまいます。早朝から夜まで使う時などは一日二本消費してしまいます。内蔵 GPS やスマホに比べれば遙かに良いのですが、もう一息電池が持ってくれるとありがたい感じです。

アルカリ電池ならもうすこし持ちますがそれでも一日一本は必要で、やはり丸一日動いていると途中で切れてしまいます。仕様ではアルカリ電池で 14 時間となっているようです。

付属ソフト

20160612_HOLUXezTour

PC との接続は Mini USB で行います。

HOLUX ezTour for Logger というソフトが付属しており、これを使ってログを取り込みます。取り込み用のソフトは最近の OS に微妙に対応していないようです。Windows 8 でも Windows 10 でもそのままでは起動しませんでした。「管理者権限で実行」にすると動きました……が、管理者権限を渡すのは心配ですね。

また、使っていてもソフト内で表示されている Google Map 上にマウスポインタがあるかぎりスクリプトエラーのダイアログが出つづけたり、読み込みに時間がかかったあげくソフトが落ちたり……と思ったらちゃんと動いたり。使いづらい……。(っ’﹏’c) 使い始めの頃はスクリプトエラーは出なかったので、サイトの更新にソフトが取り残されているのでしょうか。

とりあえず付属ソフト上でも写真との結びつけは出来ますが、こんな調子なので付属ソフトではログの保存だけ行って、後は Lightroom でやってしまっています。

ログ

ログの開始までにかかる時間

ログの開始は、空が見渡せる所では早ければ一分程度ですが、屋根の下や乗り物の中で起動した場合はなかなか電波をつかんでくれません。例えば電車の中で起動した場合などは、下車して駅の外に出てしばらくするまでまったく記録してくれません。まあそもそも GPS は空が見通せるところで使うものですからこれは仕方のないことでしょう。また自分の持っているデジカメの GPS でも同様なので、GPS ロガー全般に言える事だろうと思います。しかし、GPS 以外の位置情報も使えるスマートフォンが圧倒的な速さなため、少々不便に感じてしまいます。

一度電波を拾ってしまえば、多少電波の届かないところへ行ったり乗り物の中に入ったりしても大丈夫です。再開する時の応答は早く、瞬時に再開してくれます。鉄道に乗っていて、一瞬だけトンネルがないような所を通過しても取得しています。

実際のログ

実際のログは次のようになりました。ほとんどの区間で鞄の中に入れて使用しました。そのため、見通しのよい屋外でもやや精度が低くなってします。

中之島や姫路で屋外を徒歩移動しています。また、梅田駅や姫路城、通天閣で屋内に入っているので誤差が激しく出ているのがわかります。

使用上のコツ

この GPS ロガーや Lightroom に限らず写真とログ情報の結びつけは時刻をキーにして行います。「この写真はいつ撮った」というデータと「この時刻にはここにいた」というデータを使って結びつけます。そのため、出かける前に時刻を合わせるか、適当に正確な時計の写真を撮影しておくとよいです。一二分違うだけで意外とずれます。あと、ログは線ではなく点で取るので「最も近い時刻」で推測していきます。このときの推測が上手くいかないときがたまにあって、電波状況が悪くてしばらくログが取りなかったときなどに全然違う時刻・場所が結びつけられてしまうことがあります。

価格

購入時の定価でも一万円、現在でも七~八千円程度です。似たような製品はだいたい同じぐらいの値段ですから、高くもなく安くもなくといった感じでしょうか。

感想

一年以上使ってみましたが、やはりスマートフォンの電池を消耗せずに記録できるのは最も大きな利点です。また、特に乗り物の中のような電波の届きにくい条件ではスマートフォンよりも正確に記録してくれます。

しかしながら、やはり記録開始までにかかる時間がスマートフォンに比べ圧倒的に遅いのは地味に不便です。特に、長距離・長時間を移動する列車の中で起動したときに全然記録を開始してくれないのは辛いことがあります。

そしてなにより、電池が微妙な感じで切れてしまったり、ソフトがだいぶ使いにくいのがどうにも辛いと感じました。特に長めの旅行では換えの電池や充電器等が色々と必要になり、移動中に電池の交換が必要になるなど、自分の用途では「かえって不便だ」と感じることが多かったです。