秋月の制服: (1) セーラー服

秋月の制服をどう作ったかについて書いていき……たいのだけれど、この服を作り始めたのは 2015 年の 1 月ごろ。だいぶ記憶も浅くなっていて難しいので、とりあえずこだわったポイントや使った生地などについて書いていきます。参考にどうぞ。製作途中の写真もないしね。 (っ’﹏’c)

秋月の制服は衣装製作第二作目です。間に大学の定期試験・課題提出シーズンを挟んでしまって初出しまで二ヶ月もかかってしまいました。

完成したもの

だいぶバストを大きくして腰を絞り、横方向のダーツもしっかり入れて胸の部分を立体的にしているので、胸をしっかり盛った状態で着ないとだいぶぺしゃっとなります。トルソーとが在れば綺麗に取れるんだと思いますが……。

肩の部分もカーブを大きめに取っていて肩パットを入れているので、やはり着ない状態でハンガーに掛けて撮ると、窪んでぺしゃっとなってしまいます。

設計

コルセットで隠れている部分をどうするか悩みましたが、コルセット無しでもちゃんと上下揃っているようにしました。秋月はスカートをだいぶローライズで履いているので、丈が長めになっています。

襟はやや大きめにし、幅も広めにしました。普通の (学校の制服の) セーラー服は襟の隅の角度が 100° ぐらいですが、ほとんど直角になっています。

また、コルセットで体を絞ることを考えて胴回りは出来るだけ絞りました。さらに秋月は胸が大きいので、それに合わせてダーツは相当大きめにとっています。

使用した生地

ベンワールドのみキュプラ (ベンベルグ) 100 %。その他すべてポリエステル 100 %。

表地

セーラー服の上下にはアーバンツイルを使いました。制服系の服なので、光沢感が多少あるポリエステルではなく落ち着いた毛や綿を使いたいなあとも思ったのですが、鮮やかな秋月の白のセーラー服の質感やさわり心地、そして厚地でしっかりしていることを考えてこれにしました。

芯地

また、芯地にはダンレーヌ R222 を用いました。厚地でしっかりしていたからで特に理由はないです。前作のハイパー北上さまのときに使ったからというだけです。オカダヤになんかサンプルがあったのと、店員さんに聞いたらなんか良さそうだったのと、北上さまの服にあったアイボリー色のがあったから、だった気がする。前身頃と襟、カフスに使っています。襟は厚みを出してしっかりさせたかったので表側と内側両方に使いました、が、単に手間が増えただけなような……。効果あったのかなあ。

裏地

裏地はキュプラ(ベンベルグ)を使ったので、さらさらしていて汗をかいてもひっつきません。ぬるっとした着心地も好み。水洗い不可の表示になっていますが、ベンベルグ自体は水洗い出来るはずなので水で縮むのが原因かなあ。とりあえず裏地は余裕を持ったサイズにしているので縮んでも大丈夫なようにつくってあるのと、普通の衣服のように頻繁に使うわけではなく多少痛んだとしても問題ないので、普通に水洗いしてしまっています。一年間使っていますが今のところ問題ありません。やや厚めでタフタ地のベンワールドです。

スカート

スカートも生地は上着と同じです。ベルトはポリエステルのファッションメイトを使いました。腰は下に行くほど膨らんでいるので固いと体にフィットしにくかったり、しかし腰履きで腰回りが大きいのもあって柔らかいとくねっとしやすかったりするので悩みどころです。照月には、アジャスタの可動幅が大きく柔らかい方が着やすいかなあと考えたのもあり 6, 6-ナイロンのものを使ってみました。幅は 35 mm の物を使っています。これはバネホックのサイズとの関係もあります。

タイ

固すぎず薄すぎない生地であのオレンジ色……はなかなかないですね……。秋月のイラスト通りの色でも良いのですが、実物にするとちょっと鮮やかすぎるので暗めでも良いですね。蛍光色なオレンジはちょっと光が強いと派手過ぎてしまうので避けました。結果的にアムンゼン……だけど、うーん、なんか違うよなあ。かといってナイロンやサテンは固かったりつるつるしすぎたりしているし……。

縫製

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下は失敗して作り直したカフスです。きちんとした既製品ではたいていそうなっていますし気を使っている人も多いと思いますが、今回はちゃんと縫い目の合わせ目も揃えました。前作(処女作)のハイパー北上さまはそのあたり気を遣わなかったので……。

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白と黒のラインは縫い目がわからないようにしっかり端のぎりぎりを縫ってます。ここはたいていの既製品よりぎりぎりなはず! 縫い目がほとんどわからないようにできました。

スカートの前の黒いバネホックのある部分はヒダ 5 本分で、端はヒダの中央にしています。これは公式の立ち絵でも漫画でもすべてそうなっているのでおそらくそういう設定なのでしょう。

反省

「裏地あるから見返しは要らないかー」というよくわからない考えで見返しを付けませんでした。見返しは要ります。ちょっと裏返って裏地が見えてしまうとかなんとかもあるのですが、何より三角布を留めるためのスナップボタンを付ける場所がなくなる……。あと、裏地の丈は長すぎてもよい。最後縫うときに調整できるのであとでなんとかなる。ぎりぎり短いと大変。

あと、タフタ地は想像以上にほつれやすい。裏地はジグザグ縫いでほつれ止めしたけれども、細れ留めを引っ張るとほつれ止めごとほどけてしまう。たち目かがり縫いの方がよさそう。できればロックミシンがいいんだろうなあ。