Lenovo YOGA BOOK with Windows

2016 年秋に話題になった YOGA BOOK を 2017 年 2 月 14 日に買いました。そこから一月ほど毎日のように使ってみたので、その感想です。

 

経緯

2014 年に ASUS の VivoTab Note 8 (M80TA) を当時 5 万円ほどで購入しました。しかし購入まもなくデジタイザが使用できなくなる「エラーコード 10 病」にかかってしまい、さらに修理に出す度に余計ひどくなり最終的に起動しなくなってしまいました。

VivoTab Note 8 はその名の通り 8 インチ Windows タブレット PC で、クアッドコアの第 3 世代 Atom Z3740 搭載、メモリ 2 GB、eMMC 32 GB でした。

その後は毎日のように 13 インチの MacBook Air を持ち運んでいましたが。しかしすでに電池は死にかけで、満充電していても早ければ 1 時間ちょっとでなくなってしまいます。ちょっと PC を使うだけでも充電器とセットで持ち歩く必要があり、毎日重く感じていました。

資料を見たり記録したりするのにちょっとしたことで PC が使いたいがスマートフォンでは少々不便、という状態が続いていたので軽いタブレット PC 買うことにしました。

重視した点

  • Windows であること
    • Arduino にちょっと書き込んだり、コード以外にもいろいろなものを git で管理をしたり、艦これをしたりするのをはじめ、Android や iOS では不便なところがあるため
  •  キーボードを付けてもできる限り軽いこと
    • 本格的に入力したければ Mac を使うので適当なものでよい
  • デジタイザが使用できること
  • 5 V で給電ができること
    • USB PD 対応の充電器は MacBook 向けがいくつかある程度で少ない
    • 現在の充電器・モバイルバッテリーが流用できる
    • 旅行の時にも荷物を軽くしたいので、携帯用の充電器と共通化したい
    • 飛行機やバスの USB 充電ポートはたいてい 5 V なため

比較したもの

他に比較した機種は華為の Matebook でした。手元に古い MacBook Air があったので、YOGA BOOK と MacBook を適宜使い分けるか、Matebook に絞ってしまうかで少々悩みました。

結局、Matebook は充電出来る充電器・モバイルバッテリーが少ないこと、キーボードを付けると 1 kg を超え現状の MacBook と同じぐらいの重さになってしまうことが大きな原因で、YOGA BOOK を選びました。

もしも、5 V 給電、micro SD 対応、LTE のモバイル通信、軽いキーボードのうちいくつかがあったならばこちらの機種を選んでいただろうと思います。

性能

メモリ

4 GB のメモリは必要最低限といった感じです。再起動した時点で 2 GB ほど使用しています。ブラウザや Office 等、Twitter、艦これと色々起動してだいたい 4 GB〜6 GB 程度使用している印象です。

しばらく使っているとすべてのアプリケーションを閉じた状態でもすでに 4 GB に達しますが、この状態も動作は特に遅くなることもなく快適に動いています。

多くのソフトを開いてメモリが逼迫しても、それほど動作は遅くならない印象です。

バッテリー

バッテリーは一日持ち歩いてちょうど使い切る感じです。CPU の使用率が常に高めになることもあり、仕様にある「使用時間 13 時間」はさすがに持ちませんが、5~8 時間ぐらいは持つ印象です。

ただし艦これ等をして CPU 使用率が常に 100 % になっている状態では 2~3 時間程度しか持ちません。

充電

充電は USB micro の 5 V です。仕様にあるとおりおよそ 5 時間ほどかかります。

ただし使用しながら充電する場合はほとんど給電状態となります。給電していても電池の残量が減ることもあります。

モバイルバッテリーからも十分給電・充電できます。cheero の Power Plus 3 (20100 mAh) を使用していますが、コンセントからの充電器と同じように使えています。

キーボード

大量の入力には向かないとはいえ、何か話ながらメモを取ったり、Twitter やメール、チャットの文章を入力する程度ではまったく問題ありません。普段はタブレットとして使っていて、ちょっと入力したくなったときにもしっかり対応できるので便利です。

画面にキーボードを表示するスクリーンキーボードと物としてはそれと同一なように見えます。しかし画面の表示を邪魔せず、またキーが大きいからか入力のしやすさはまったく違います。

ただし板に手を打ち付けた衝撃がそのまま指に帰ってくるので、さすがに長時間入力していると指の関節が痛くなってきます。また、かな入力の場合は濁点や長音記号のキーのサイズが小さすぎて入力しづらく、捨て仮名を入力する際の shift キーも同時押ししにくいのが難点です。

動作速度

Atom のタブレットらしい性能、と言った感じです。普通にブラウジングし、SNS を見、メールを送る程度では何も感じません。ソフトの使用時よりも、ネットワーク設定や電池残量の表示、スタート画面の表示といったシステムの動作にラグを感じます。

ただし、なぜかストアアプリだけがすべて同時にしばらく固まったり、Chrome だけ「パソコンがスリープ状態です」とエラーが出て通信できなくなったりすることがありこれはなかなか不便です。デスクトップアプリは普通に動いているのに、ストアアプリはすべて動かず、通知バーから開く設定やアクションセンターが数分間まったく動かないこともあり不便です。Atom 搭載の VivoTab でも同様のことが起きていたので、まあ仕方ないのかなあと思っています。

Turbo Boost

充電しながら使用すると当然熱を帯びてきます。このため、充電しながら CPU に負荷がかかるとたまに Turbo Boost が効かなくなり急激に遅くなります。

感想

良かったところ

これを選んだ一番のポイントが「重量」です。600 g 台で簡易的にもキーボードが付いているタブレットは他にほとんどありません。

特徴的な平らなキーボードのおかげで、キーボードを折り返してタブレットとして使う時も背面が平らな状態でとても持ちやすく快適です。

デジタイザの書き心地は、つるつるしたディスプレイに書くタイプのものと違い普通のペンタブのようにざらざらとした抵抗感があります。そのため紙に書くような感触で書く事が出来ます。

「普段タブレットとして使いたいが、いざというときはキーボードが使える」というところが、自分の目的にはとても合っていたと感じています。特に Windows はキーボードがないと使いづらく純粋なタブレットでは不便な事が多くありますが、常にすぐにキーボードが使えるのは便利です。

不満点

やはりタブレット用の Atom なので性能がぎりぎりです。もしも Windows を使う必要がなければ、Android 版のものを選んだ方が良さそうです。

ストアアプリやタスクバーの動作が固まったり、モバイル回線がなかったことになったりとたまに微妙に不安定なのはやや不便です。

おまけ

はじめからすでに微妙に回転を始めている Intel ロゴシール

「または」の意味であろう「は」から漂う突然の片言感